フリーランス臨床心理士になるまでの軌跡

フリーの臨床心理士として活動するまでの記録をブログに残します。学習知識、考察、etc...

解離性障害(dissociative disorder)

       f:id:fRoy:20180520161558j:plain

 

解離性障害についてのまとめ記事です。

 

 

解離性障害

解離性障害とは、解離を基礎とした病態の総称のこと。何らかの心的外傷が原因となって発症すると考えられている。

 

解離とは、意識・記憶・自我同一性など通常は統合されている機能が破綻し、個人の連続性が失われること。

 

解離性障害には、下記のような分類がある。

 

解離性健忘

解離性健忘とは、心的外傷体験の後、重要な個人情報を突然思い出せなくなってしまう。脳の器質的な問題は認められず、心因性と考えられている。

 

自分の名前や職業など、生活史全般を忘れてしまう場合もあるが、物質の名称など、自身の生活史に関係しない知識の多くは保持されている。

 

解離性健忘は、エピソード記憶の障害であり、その大部分が逆向性健忘である。

 

ちなみに、過去の性格の想起不全をともなう健忘であっても、その想起不全はがてんかん発作によって引き起こされる場合、解離性健忘とは言えない

 

 

 

 

 

解離性遁走

突然仕事や家庭を放り出して、日常生活から離れて放浪し、新しい自我統一性を身につけてしまう。ただし、DSM-5より、解離性遁走は、解離性健忘に統合された

 

解離性同一性障害

1人の人間に少なくとも2つ以上の分離した自我状態が存在し、それらが異なる時に出現し、記憶・感情・行動などを支配する。かつては、多重人格障害と呼ばれていた。

 

解離性同一障害において、安易に複数の人格の識別をすることは、人格の統合ではなく、解体を助長することとなり、害となる可能性がある。

 

故に、慎重な診断と適切な情報提供が求められる。

 

離人/現実感消失障害

自分が自分自身の身体から抜け出て、離れたところから自分を眺めてるように感じる体験(離人体験)。自分の手足の大きさが急激に変化したように感じるなど、自分の身体が自分のものではなくなってしまう感覚が生じること。

 

ちなみに、離人体験の間も現実検討能力は正常に保たれている。

 

関連ブログの社会と人にかかわるヒントでは、人間関係、コミュニケーション、社交術のtipsを発信してます。