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高次脳機能障害(Higher brain dysfunction)

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高次脳機能障害についてのまとめ記事です。

 

 

高次脳機能障害とは

高次脳機能障害とは、緻密な情報処理がうまくいかなることにより、記憶・注意・言語・感情などの機能に障害を残す状態。

 

身体上の障害とは異なり表面的には目立たない点、本人も意識しにくいため理解されにくい点、診察場面よりも日常生活で出現しやすい点が特徴としてあげられる。

 

 

 

 

 

分類

高次脳機能障害の下位分類には、失語症、注意障害、失認症(半側空間無視・身体失認)、失行症、遂行機能障害などがある。

 

 

失認症(反側身体失認)

身体失認は、主に、脳の右半球を損傷することによって左側に生じる。具体的には、以下の様な症状が見られた場合は、身体失認が疑われる。

 

 (例)麻痺してる手足を他人のものだと思ったり、動くと主張する。

 

 

失認症(半空間無視)

左右どちらか一方への意識が向きにくく、人や物、起こっている事柄に気づかないことがある。ひどい症状になると、完全に見落としてしまう。

 

(例)移動してる時に、物や人にぶつかったり、つまずく傾向が見られる。

 

失行症

手足は動かせるが、意図した操作や指示された動作が行えないため、ジェスチャーや日常生活の簡単な動作を行うことが難しくなる。

 

失効症と診断されるためには、指示された内容が理解できていること、指示内容を実行する側の上肢に運動障害や感覚障害がないことが条件になる。

 

具体的には以下の様な症状が見られた時に、失効症が疑われる。

 

(例)簡単な動作や、習慣的な動作(”バイバイ”)ができない。

(例)服をうまくきることができず、上着の袖口から頭を通そうとしてしまう。

 

注意障害

注意や集中力が低下するために、活動を続けられる力や(持続性注意障害)、多数の中から必要なことを選ぶ力(選択性注意障害)、同時にいくつかのことに注意を向けることが難しくなる(容量性注意障害)。

 

(例)簡単なミスが多い

(例)歩きながら会話ができない、または壁にぶつかる

 

遂行機能障害

生活をする上で必要な情報処理を整理、計画、処理していく一連の作業が困難になる。

具体的には以下の様な症状がある。

 

(例)計画通りに実行できない。

何時にどこで?の約束を実行しようとする時、どのくらい前に家を出るのか、交通手段はどれを使うと早いのかの判断がうまくできない。

 

失語症

話す、聞く、読む、書く、4つの側面全てが障害される。

 

(例)言いたい言葉と異なる言葉を発話する

→”おかず”を”おずか”と言ってしまう。

 

(例)相手の話してる言葉が理解できない

→”ラーメンって何?

 

 

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