フリーランス臨床心理士になるまでの軌跡

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フリーの臨床心理士として活動するまでの記録をブログに残します。学習知識、考察、etc...

【記述対策・心理療法編】500文字前後

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論述対策として、500文字前後に文章をまとめておく。

 

今回のテーマは、心理療法編。

 

 

 

行動療法(485文字)

 行動療法とは、心理的問題に対する技法として、スキナー、ウォルピ、アイゼンクらによって体系化された心理療法の1つ。行動療法では、問題行動を誤った学習によるもの、あるいは、適切な学習がなされなかったものとみなし、不適切な学習の消去と適切な学習の獲得を目指す。 

 また、行動療法は、以下の様な特徴を有する。第一に、動物を用いた観察や実験を通して構築されてきた学習理論を基盤とする。第二に、無意識などの観察することのできない概念を仮定せず、客観的に観察可能な行動に焦点を当てる。第三に、症状の除去や行動の変容を目標にし、人格の変容を直接の目標としない。第四に、効果が認められない場合は、仮説か方法の間違いであると判断する。

 ここで言う”学習”とは、経験に基づく行動の比較的永続的な変容をさし、行動とは、生体と環境との交互作用で生じる全ての反応をさす。そのため、思考や感情など内面的な過程も含まれることがある。

 行動療法には、新行動SR仲介理論モデル、応用行動分析モデル、社会学習理論モデル、認知行動療法モデルといった4大モデルが存在し、これらが行動療法の学習理論を支える基盤となっている。 

 

 

精神分析心理療法(493文字)

 精神分析心理療法は、フロイトの提唱した精神分析学を基盤とする様々な治療理論の総称である。精神分析心理療法において、精神障害は、個人の過去にその原因があるとみなす。発達上の問題によって自我が未成熟な状態にあり、一方で、無意識下のイドや超自我がトラウマなどを背負うことで肥大化していると、自我は現実社会からの要求とイド・超自我の衝動が、現実的に解決できなくなるとされる。その時、自我は不適応的な防衛機制を働かせ、自我を防衛しようとする。この防衛反応が精神障害だと考えるので、それを解消するためには、無意識を探って解釈投与することにより、発達上の問題を解決して自我を成長させ無意識の力動を発散してイドや超自我を弱体化されれば良いとされる。そして、そのために用いられる具体的な技法が、自由連想法夢分析などである。

 また、精神分析心理療法は、根源的な問題を解消できる根本治療であり、永続的な効果を見込むことができる。ただし、背景の理論が科学的ではなく、治療期間も長期化しがちなので、カウンセリングを続けても効果がない時などは特に、その方法で治療できる保証は得られないと行ったリスクもある。

 

心理療法における言語的手法と非言語的手法の代表例をそれぞれ1つ挙げた上で、それらの効用と限界について述べよ。(514)

 

 代表的な言語的心理療法としては、来談者中心療法が挙げられる。この手法は、クライエントの語りをカウンセラーが受容・共感的に傾聴することにより、クライエントの防衛的な態度が弱まり自己概念が柔軟性を取り戻して、自己受容が進むとされる。

 一方、代表的な非言語的心理療法としては、児童中心療法が挙げられる。この手法は、カウンセラーがクライエントである児童と遊び、その遊びに表れる自己表現を受容・共感することによって自己受容が進み、自己実現を促進できるとされる。

 

 

 一般に、成人には言語的手法を用いることが多い。成人は自己の問題を言語表出することで焦点化できるので、言語的手法の効果が現れやすいからである。一方、子供は言語による自己表現が難しいので、非言語的手法が向いている。子供は遊戯を通じて自己表現するとされており、非言語的な表現が言語の代替として機能するからである。

 

 

 しかし、どちらにも限界がある。言語的手法は、言語能力が未熟な児童や発達障害を抱える児童には用いることができず、防衛的な知性化によって、深い内面があらわれない可能性がある。一方、非言語療法は、言語能力を問わないが、問題の焦点化が不明確なので、治療の過程が捉えにくい。

 

子供の心理療法において留意すべき点について、成人場合と比較対象しながら論じなさい。(508)

 

 子供への臨床心理学的支援は、原則的に、非言語的な手法が用いられる。幼児や児童など形式的操作期以前の子供の場合、自らの感情など、抽象的な事柄を言語的に説明する能力は極めて低い。そのため、子供を対象とする心理療法は、多くの場合、遊戯療法が選択される。

 

 

 支援の開始にあたり、まず、治療仮説・治療目標を設定するための査定が問題となる。

成人と異なり、言語的な自己表出を期待できないため、査定は遊戯を通じた非言語的な表出の観察・評価、保護者への聞き取りなどを通じて行うことになる。また、治療契約も子ども本人と結ぶことは難しく、保護者との合意形成が必要である。

 

 

 継続支援を行う場合も、遊戯療法を用い続けるが、アクスラインの8原則に則って行われるのが一般的。成人を対象とするセラピーでも治療枠の設定をするが、子どもは、自我や人格が未熟なため、子どもが現実世界との接点を経験し、自らの責任を受け入れられるよう、時間や場所の指定、過度の攻撃の禁止など、より明確な制限を設ける。そのような枠の中で、子どもが遊戯を通じて自己を表現し、それをカウンセラーが受容・共感的に受け止めることにより、子どもは自己受容に向かい、成長を遂げるとされる。

 

 

 

子供の心理療法における母子並行面接の意義と、これを実施する際の留意点について述べよ。(516)

 

 母子並行面接とは、主に子供を主訴とする事例において、親と子の両者にカウンセラーをつけ、同時並行的に心理面接を行うことである。初回は親が子供を連れてくるので、親の面接によって情報収集と査定を進める。この時、親の子育てを否定する様な言動は慎み、親の苦労を労い査定を進める。子供は、別室で他のカウンセラーが対応し、遊戯療法などを通じた自己表現を観察する。

 

 

 主訴が小学生までの子供の場合、最も強い影響を与えるのが親であるため、親からの情報収集は必須である。また、治療仮説や計画を立てたら、それを説明してインフォームドコンセントを得ることが継続的支援の条件である。しかし、治療契約について子供が判断することはできないので、契約は親と締結することになる。とはいえ、継続支援には子供の動機付けも必要なため、子供からもインフォームドコンセントを得る必要もある。

 

 

 継続支援の中で、親の心理的問題に焦点が当たることもある。その様な事例では、親をクライエントとして迎えて並行面接を実施する可能性もある。しかしその場合、親を主訴とする治療契約を結び直す必要がある。その際は、各担当カウンセラーが連携し、共通の目標・方針を維持することが大切である。

 

 

精神分析心理療法と行動療法の治療理論をそれぞれ説明した上で、各治療法の有効性と問題点について説明せよ。(514)

 

 精神分析心理療法とは、フロイトが考案した心理療法で、問題行動の原因を、個人が受け入れられない欲望や葛藤を無意識に抑圧した結果によるものだと考える。そのため、抑圧されたトラウマを自由連想法夢分析により意識化することで、問題行動は改善すると考える。

 一方、行動療法は、ウォルピ、アイゼンク、スキナーらによって開発された心理療法で、問題行動の原因を誤った学習の結果であると考える。そのため、不適切な学習を消去し、適切な行動を学習することで、問題行動は改善すると考える。

 

 

 両者には、それぞれ長所と問題点がある。まず、精神分析心理療法は根源的な問題を解消できる根本的治療であり、永続的な効果を見込むことができる。ただ、背景の理論が科学的ではなく、治療期間も長期化しがちなので、カウンセリングを続けても効果が得られる保証はない。

 一方、行動療法は、背景の理論が化学的で効果の高さも実証されている。治療期間も他の療法と比べて短期間であることが多い。ただ、行動療法は対症療法であり、根本的な問題の解消にはつながらず、再発などの可能性もある。

 以上の様に、どちらも一長一短なので、クライエントの主訴や症状に合わせ使い分けることが重要である。

 

 

面談相談と比較して電話相談はどの様な特徴を持っているか、説明しなさい。(511)

 

(海の見えるまち)33:30-

 電話相談は、電話を通して行われる心理相談業務の一形態である。自殺防止を掲げて開設されたものが多く、通常、通話料以外に料金を徴収せず、相談を受け付ける。

 

アシタカせっ記 37:00-

 一般のカウンセリングの場合、予約をとり、インテーク面接を受け、治療契約を結ぶなどの一連の手続きがある。その上、相談機関まで出向かなければならず、相応の料金も発生する。”誰かに見られたらどうしよう”という様な不安も発生しやすい。

 

風の伝説 42:00-

 一方、電話相談は、無料かつ匿名である。面倒な手続きはなく、すぐに相談を開始できる。電話相談は、一種の危機介入であり、自殺が脳裏をよぎる様な混乱や葛藤状況から離脱し、平静を取り戻すことを目指し、受容・共感的に相談が行われる。

 

 

 また、電話相談は、対面のカウンセリングとは異なり、クライエントの仕草や表情などの非言語的表出を確認できず、年齢や性別の判断すら難しいことがある。得られる情報は言葉と声のトーンだけなので、査定が困難で、仮説治療も立てにくい。インテーク面接もなく、治療契約が結べないため、治療構造も曖昧になり、継続的な支援は不可能。

 そのため、電話相談機関は、必要に応じて、継続支援が可能な機関を紹介することもある。

 

学校現場でASDの傾向のある児童・生徒に臨床心理学的支援をしていく上で重視すべきポイントはどの様なことか?(513)

 

 ASD自閉スペクトラム症のことであり、臨床像として重要なのは、ウイングが提唱した3つ組と呼ばれる兆候の存在である。具体的には、”社会的相互作用の障害”、”コミュニケーションの障害”、”想像力の障害”であり、これらが適応上の困難の原因となる。

 この様な子供たちに対する学校の支援は、特別支援教育として提供される。特別支援は個別性の高いものなので、複数の関係者が連携して支援を行うことが望まれる。その際、計画の立案や連携の調整を行うために学校に配置されるのが、特別支援教育コーディネーターである。

 

 特別支援教育において、SCは臨床心理学の専門家として、連携の輪に入る。具体的には、心理査定を実施し、子供の障害特性、それ以外の特性、生育環境などを総合的に評価する。

 

 

その際、障害特性だけに注目せず、その子供が興味を示し、能力を発揮できる部分に目を向けて、臨床心理学的な観点からの治療目標として、その子供にとって望ましい自己実現の方向性を示すことが求められる。

 

 ただ、SCの活動はコミュニティアプローチが基本なので、教員との連携を密にし、必要に応じてコンサルテーションを行う様な形で支援に参加するのが現実的であろう。

 

①きくには、”聞く”、”聴く”、”訊く”があるが、それぞれどの様なものであるか?

心理療法に置いて、クライエントの語りをきくのに、どの様な工夫や配慮すべきことがあるか?

 

 

 聞くとは、音声を耳に入れること。聴くとは、熱心に耳を傾けること。訊くとは質問をすることである。通常、カウンセリングにおいてただ聞くだけという瞬間はあり得ず、常に、訊く、もしくは、聴くという態度でクライエントの語りに耳を傾ける。

 まず、心理査定の段階では、治療仮説や治療計画を立案するために情報収集しなければならないので、訊くことに努める。つまり、カウンセラーから積極的に質問する。

 次に、心理面接の段階では聴くことが重要となる。来談者中心療法では、傾聴を求めるし、精神分析でも平等に漂う注意を求める。これらはいずれも聴くことである。

 

 

心理療法として、聴く際の工夫や配慮として、来談者中心療法では、カウンセラーが3つの条件を備えることを求めている。

 1つ目は、真実性で、クライエントの話を受け止めるカウンセラーが偽りのない態度を示すことである。

 2つ目は、無条件の肯定的配慮で、カウンセラーはクライエントに積極的に関わり、クライエントの語る内容を全面的に肯定する。

 3つ目は、共感的理解で、クライエントの話をクライエントの立場から理解し、その気持ちや感情を共に味わうことである。

 この3つが整うことで、クライエントは自己受容を促進する様になる。

 

カウンセリングに必要な枠組みあるいは治療構造とは何か(514)



 カウンセリングに必要な枠組み、治療構造とは、カウンセラーとクライエントの間でかわされる約束事のことであり、クライエントに一定の制限を課すことである。具体的には、時間・場所・料金を決め、それ以外のカウンセリングは断る。基本的にはカウンセラーの変更にも応じない。また、相談じに攻撃行動や不法行為を行うことも慎んでもらう。これらの制限はインテーク面接時に説明し、インフォームド・コンセントを得ることで、カウンセラーとクライエントは治療契約を結んだ治療同盟となる。

 

 一般に、社会のルールは社会を守るために存在する。一方、カウンセリングの枠組みや制限はクライエントを守るために存在する。一定の時間、場所で、有料のカウンセリングを受けることにより、カウンセリングの場面は、日常から切り離された特別な場面となる。この特別な場面はクライエントのためだけに用意されており、一定の制限を守れば、そこでクライエントは何を言っても、どんな振る舞いをしても良い。つまり、クライエントは、枠組みによって守られた安心できる場面で、自由に自己表現をすることができる。そして、その表現をカウンセラーが受容することによって、カウンセリングは治療効果を発揮できるのである。

 

 

代表的な心理療法とされているものの中から、3つ以上を選び、その理論と方法について述べなさい(495)

 

ここでは、精神分析療法、行動療法、来談者中心療法について述べる。

 

 第一に、精神分析心理療法は、精神分析の祖であるフロイトが考案した心理療法である。精神分析心理療法では、問題行動は、個人が受け入れることができない葛藤や欲求を無意識に抑圧することで生じると考える。そのため、夢分析自由連想法によってそれらを意識化することで、問題行動が改善すると考える。

 第二に、行動療法は、ウォルピやアイゼンクらによって考案された心理療法である。行動療法では、問題行動の原因を誤った学習の結果であると考える。そのため、不適切な学習を消去し、適切な行動を学習することで問題行動は改善すると考える。具体的な方法には、系統的脱感作法やトークンエコノミー法、暴露法などが挙げられる。

 第三に、来談者中心療法がある。これは、ロジャースにより考案された非指示的な技法を特徴とする心理療法である。この心理療法において、クライエントは経験と自己像が不一致な状態にあるとされるが、適切な態度を備えるセラピストとの関係により、自己一致に向かうとされる。具体的には、無条件の肯定的配慮、共感的理解、自己一致の3つが挙げられる。




マズローが提唱した人間性心理学とロジャースの来談者中心療法について、両者の関係性および特徴を説明しなさい(498)



 人間性心理学とは、人間を”心ー体ースピリット”の分かち難い一つの全体とみる心理学の一潮流であり、マズローにより提唱された。マズローは、人間性心理学を行動主義、精神分析に対する第三の潮流として位置付けている。人間心理学は、この自分自身が今いかに在るかをありのままを捉えようとする実存主義および、既存の学問や概念を通して人間を捉えようとするのではなく、その個別性から本質を捉えようとする現象学的アプローチを特徴としている。

 

 一方、来談者中心療法は、ロジャースが考案した非指示的な技法を特徴とする心理療法のことをいう。来談者中心療法は、クライエントの自己概念と経験を一致させることで、自己実現を目的とする。ロジャーズは、そのためにはカウンセラーの態度が重要であるとし、無条件の肯定的配慮、共感的理解、自己一致の3つが必要だと述べた。

 

 来談者中心療法では、その人の行動やその意味に接近しようとするとき、”クライエントがどのように感じているのか”という個別性を、”ありのまま”捉えようとする点で、現象学的・実存的なアプローチを含んでおり、人間性心理学の考えを反映して発展した心理療法であると言える。

 

 

フォーカシングについて説明せよ(501)

フォーカシングとは、ジェンドリンが考案した心理療法で、人間性心理学に基づいたアプローチ。フェルトセンスとは、漠然とした言葉にすることができない感覚のこと。これが言葉にできるようになると、滞っていた感覚が自己成長に向かうとされ、これをフェルトシフトという。このフェルトシフトに至るようカウンセラーが援助することがフォーカシングの目標である。

 

例えば、”元気ですか?”という問いに対し、”まあ、元気ですよ”という返答なら、この人は、完全に元気ではなく、そこには”まあ”という、まだ言葉になっていない感覚があり、この”まあ”は、それを語る人の体験が”元気”という言葉にはおさまりきれないことを示している。ただし、この”まあ”は”元気ではない”ことを示しているわけではなく、ある複雑な意味で元気であることを示している。この”まあ”を掘り下げてみると、”まあ、元気”と語っていた人は、”いや、ちょっと疲れてるのかな”と発言を修正するかもしれない。このようにフォーカシングでは、”フェルトセンス”という体験のあり方と、それを”言い表す”という行為が重視され、これを繰り返すことでフェルトシフトを目指す。

 

 

交流分析について説明せよ(498)

 

 交流分析とは、アメリカの精神科医バーンが、「互いに反応しあっている人々の間で行われている交流を分析すること」を目指して開発された、対人関係に関する理論とそれに基づく技法。交流分析の目的は、人が強迫的に従ってしまう対人関係の様式を発見し、新しく適切な対人関係の様式を再構築することである。

 

 交流分析は理論上、精神分析から出発しているが、人間性心理学の中に位置付けられることが多い。なぜなら、人は、自分の存在を他者に認めてもらうためにストロークを求める強い欲求があり、基本的な人間観や無意識を仮定せず「今・ここ」を重視するからである。また、技術面からは、精神分析よりも認知行動療法と共通するものを多く含んでいるとされる。

 

 交流分析の特徴は、心の構造や機能を、記号や図式を使ってわかりやすく説明するところにある。その代表例に、構造分析がある。

 構造分析では、人に「親の心・大人の心・子供の心」という3つの心があると仮定する。さらに親と子供心が2つに分類され、計5つに分類される。これら5つの心は、エゴグラムと呼ばれる質問紙で測定でき、その結果で、対人関係に置いてどのような側面を重視しているかがわかる。



 

ロゴセラピーについて述べよ(495)

  ロゴセラピーは、フランクルが提唱した、実存主義心理療法。人間をいかなる状況でも価値を追求する自由と責任をもつ存在と考え、人生に価値と目的を見出せないと空虚感を経験し、欲求不満状態に陥るとして、アプローチする技法である。故に、ロゴセラピーでは、患者が人生の目標と目的を見いだすよう援助することを目指す。

 また、実存主義とは人間を、身体・心・精神の3次元から構成される全体的存在であるとする考え方であり、人間性心理学に由来していると言える。

 ロゴセラピーの代表技法には、反省除去や逆説志向が挙げられる。

 反省除去とは、意味や価値のあることに注意を向けさせて症状から解放させる方法。例えば、赤面を治したい人に、”勉強に集中しろ”と支持して、勉強に注意を向けさせることがある。

 逆説志向は、症状を過度に意識する患者に、敢えて意識させる方法。例えば、不安を抱きやすい患者に、より不安を抱かせることなどがある。例えば、赤面を治したい人に、”もっと赤面しろ”ということで、赤面が改善させるなどである。

 この様に、反省除去と逆説志向はいずれも、人間の精神が持つ心理反応に対する抵抗力を利用するものである。